ロゴは、その組織や事業、あるいは製品サービスのアイデンティティー(固有性)を具現化したブランドマーク。
ロゴは、その組織や事業、製品サービスのアイデンティティー(固有性)を具現化したものです。どんな組織・事業・製品サービスでありたいかというビジョンを、ひと目で多くの人に伝える役割があります。
看板、名刺、WEBサイト、レターヘッド、パンフレット、請求書、広告媒体など様々なものに展開され、他社との差別化、独自性を発信しています。また組織内部に対して結束力を高める役割も担っています。
ロゴは組織・事業・製品サービスの世界観を図案化した「シンボルマーク」と、名称をシンボル化した「ロゴタイプ」の2つの要素から構成されています。シンボルマークだけのロゴもあれば、ロゴタイプのみのロゴもあります。
また、シンボルマークとロゴタイプを併用している組織・事業・製品サービスもあり、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせているロゴは「ロゴマーク」と言われています。
ロゴには、このようにいくつか呼称がありますが、大事なのは、いずれも組織・事業・製品サービスのアイデンティティー(固有性)を具現化したブランドのマークであるということです。
ロゴタイプ
ロゴタイプは、組織や事業、製品サービスの名称をシンボル化したデザインされた文字です。名称を優先して覚えてもらいたい場合に適しています。
(事例)SONY、DELL、Canon、SHISEIDOなど
![](https://suehirogari.work/sousyoumon-ya/wp-content/uploads/2024/03/blog-body_475c68d8-1a7e-403a-a0aa-e52d539fbecc_ccn-blog-image1.jpg)
シンボルマーク
シンボルマークは、組織や事業、製品サービスを象徴するマークであり、組織や事業、製品サービスの理念やメッセージを図形と色で表現します。記憶に残りやすく、世界観・印象(顔)を優先して覚えてもらいたい場合に適しています。
(事例)Apple、McDonald’s、TOYOTA、NIKIなど
![](https://suehirogari.work/sousyoumon-ya/wp-content/uploads/2024/03/blog-body_ee4c4150-fd0a-461c-9761-0b6ddde110a6_ccn-blog-image2.jpg)
ロゴマーク
ロゴマークは、ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせて図案化したものです。組織、事業、あるいは製品サービス名を覚えてもらいたい、あわせて世界観、印象も記憶に残してもらいたい場合に適しています。
(事例)NTT、morinaga、PILOTなど
![](https://suehirogari.work/sousyoumon-ya/wp-content/uploads/2024/03/blog-body_dd8ac78b-f5b7-4831-b3f8-ef36cd429fd5_ccn-blog-image3.jpg)
企業ロゴとブランドロゴって何がちがうの?
ロゴの基本的知識は勉強したけれど、調べていると企業ロゴやブランドロゴもあるらしい。なんとなくブランドロゴは製品やサービスに必要なものだと理解しているけれど、そもそも企業ロゴとブランドロゴの違いってなんだろう?ロゴの制作依頼をする前に疑問を解消しておきたい方に、企業ロゴとブランドロゴの違いについて解説します。
企業ロゴや、ブランドロゴなど、呼称はいろいろありますが、どれが正式名であるということは決めれていません。ですが、ブランディングの観点からこれらを見るとどれも「ブランドマーク」です。ブランドマークとは、競合他社と区別、差別化する為の「色・文字・図形」を使った識別記号のことを指します。
ブランドマークの対象は、コーポレート(企業)ブランド、事業ブランド、事業内のファミリーブランド、製品ブランドといった具合に多岐に渡ります。ですので、企業ロゴと言われているものは、コーポレートブランドにあたります。ブランドロゴは、事業ブランドや製品ブランドを指して使われていることが多いです。
コーポレートブランドのロゴの事例
![](https://suehirogari.work/sousyoumon-ya/wp-content/uploads/2024/03/blog-body_7a151e38-8984-433e-aeb5-b95c631c088c_ccn-blog-image4.jpg)
事業ブランドや製品ブランドのロゴの事例
![](https://suehirogari.work/sousyoumon-ya/wp-content/uploads/2024/03/blog-body_b06347e5-5db0-477f-a718-269858f282d1_ccn-blog-image5.jpg)
まとめ
上述の通り、ロゴには3つの種類があります。名称を優先して覚えてもらいたい場合には「ロゴタイプ」、記憶に残りやすく世界観・印象(顔)を優先して覚えてもらいたい場合は「シンボルマーク」、名称も覚えてもらいたい、世界観、印象も記憶に残してもらいたい場合には「ロゴマーク」です。何を訴求すべきかは、自社のブランディングにも関わってくるものです。訴求すべきポイントが戦略的に明確なのであれば、その戦略にそったロゴを依頼しましょう。判断が難しい場合は、ロゴが展開されるシーンや事業戦略なども踏まえて、デザイナーと相談しながら決めるとよいでしょう。どのようなロゴが必要なのか目的を明確にしておくことが大切です。